# はじめに
Spatial Reality Display SDK の OpenXR サポートについて説明します。
SDK 2.2.0 より OpenXR 対応アプリケーションの開発が可能となり、SDK 2.3.0 では DirectX12/OpenGL をサポートするなどその対応を広げてきました。
SDK 2.5.0 では一般の OpenXR 対応アプリケーションの再生互換性を高め、また表示をカスタマイズするツールを用意しています。
## 対応アプリケーション
主に以下の4つのアプリケーションによる OpenXR 再生(VR 再生)に対応しています。
他の OpenXR対応アプリケーションも表示可能ですが、その動作を保証するものではありません。
| アプリケーション名 | 動作確認済みバージョン |
| -------------------------------------------------- | ---------------------- |
| NVIDIA Omniverse USD Composer [\*1](#1) | 2023.2.5 |
| Twinmotion [\*2](#2) | 2024.1.2 |
| Autodesk VRED | 2025.3 |
| Blender [\*3](#3) | 4.2 |
\*1: アプリケーションが起動時にセンタリングを行うことがあり、OpenXR Control Panel のカメラ設定の初期値が反映されないことがあります。
\*2: Graphics Hardware の設定が DirectX12 の場合のみ動作確認済みです。
\*3: OpenXR Control Panel によるカメラ設定の初期値を反映するためには VR Session の Tracking - Absolute のチェックを入れてください。チェックが入っていないとアプリケーションによってセンタリングされ初期値設定が反映されません。
## OpenXR Control Panel
通常、OpenXR の画像出力は Head Mount Display(HMD) への表示を前提としているため、そのまま Spatial Reality Display に表示するとオブジェクトの大きさや位置、高さなど適切に表示されない場合があります。
そのため、Spatial Reality Display SDK では表示位置等を調整するツール、[OpenXR Control Panel](../openxr-control-panel) を用意しています。